2012年03月26日

Story-4『番人を抱く部屋』

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行方 園田裕樹
居留守 菅野貴夫

◎おはなし◎
持ち主のいない部屋に月の光が差し込んでいる。
身体はとっくに無くなり気持ちだけが残っている男に、大人になった孫がある決断を伝えにやってくる。

「部屋だって年を取る。人間と一緒だ。」
「・・・なあ、俺たち以外にも、何かいる?」

ひとつの時代の終わり、また生まれ変わるためのお話。

◎こばなし◎
男二人はハードボイルド風味に、と思って書き始めたのですが、最初だけでした。おかしいな。
四話目に持ってきたのは、部屋の話だから。
実際百想は貸しギャラリーとしては終わってしまうので、そのことも取り入れたかった。
写真、暗いですね。が、本番はもっと暗い中でやったのでした。
昼バージョンは、窓際から動かずに。
posted by sumika at 03:35| Comment(0) | 演出ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Story-3『遠く春を待つ部屋』

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戸張 菅野貴夫
こより 村上直子

◎おはなし◎
妻に出て行かれ、一人で暮らす男の部屋。
神様の場所から、生まれてこれなかった女の子が会いに来る。

「こよりにお誕生日をください。」
「・・・それは・・・」

会うことの叶わなかった二人が交わす、約束のお話。

◎こばなし◎
この二人の組み合わせならこの設定で、と四つの中で真っ先に書けたお話です。
キーになる台詞からどんどん広がっていきました。
結構きっついのですが、どうしようもなくて内蔵抉られるような辛さを、毛布でくるんで抱きしめるようにしたかった。
会話は楽しく、目指すところは未来の光。
抱き合うところ、お父さんと子ども設定なんだけど、実際見た目は男と女だしベッドの上だしどうしたってセクシャルに見える、っていうのがやりたかった。
館ひろしが強面かっていうと、果たして。
posted by sumika at 02:50| Comment(0) | 演出ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Story-2『毛糸のある部屋』

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いと サキヒナタ
ロムニー 園田裕樹

◎おはなし◎
ひとりで眠れない女の子の部屋、なぜか毛糸が集まってくる。
持ってくるのは彼女の愛犬。

「だからロムは絶対、ずっと私と一緒にいるんだからね。」
「(いるよ)」

一方通行の会話、願い。羊に囲まれた二人の話。

◎こばなし◎
この二人でやるなら動物の話、というのは最初から決めていました。
毛糸というアイテムから猫を連想した方もいたそうですが、一応は犬で。
ロムの足の裏に肉球的な水玉が付いていたの、見えましたでしょうか。
扱い方、扱われ方、はさすが、動物と暮らしているお二人です。
会話のルールが変わっているので、居方をどうしよう、ってなった時も、助けになったのはそこでした。
ベッドに毛糸で色が散らばるのが楽しくて堪らなかったな。
posted by sumika at 02:27| Comment(0) | 演出ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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